キャッチコピー
１、使えるキャッチコピーは、「型」「本質」のかけ算
キャッチコピーを作るときには、彼らの心理心情を見極めながら、どんな言葉なら、ターゲットの感情が動くか、商品に興味を持ってくれるかについて、徹底的に考える必要があります。
キャチコピーは、ターゲットの感情が動かなければ、まったく意味がありません。正直、作り手の思い入れや感情は、読む人にとってどうでもいいことなのです。
キャチコピー作りが得意な人には、視点の豊富さ以外にも、次のような特徴があります。
①「キャッチコピー」の型を知っている。
②その型を応用している。
どんな型のコピーであれ、その裏にある「本質＝ターゲットの心理心情」を無視しては、望む結果は得られません。
２、ターゲットに直接呼びかける
直接呼びかけられると、人はつい「私のこと?」と反応してしまうものです。
３、疑問形を使う
疑問形は、「問いかけられると、つい答えたくなる（答えを知りたくなる）」人間の習性を逆手に取ったアプローチです。
４、不安や恐怖にアプローチする
人には、自己防衛本能や危険回避能力があります。「○○で失敗したくない」「○○から抜け出したい」「○○の問題を解決したい」などの感情を持っているターゲットには、「自分事」として響きやすいはずです。
５、お客様の感想をそのまま使う
お客様からもらった感想をそのまま使う型は、手堅い反応が得られるアプローチのひとつです。
「お客様の感想=ターゲットの未来」だからです。
６、数字（数値）を使う
重要なポイントが具体的な数字で語られると、人は、「それはすばらしい！」「それはスゴイ!」と納得しやすくなるのです。
７、断言する
「断言する」とは、「覚悟を見せる」ことです。
８、ターゲットの質問・疑問に答える
キャッチコピーの裏にある質問や疑問は、書き手の想像や推測であってはいけません。ターゲットが何を知りたがっているかを、よくリサーチしましょう。
９、「～の方法」
「～の方法」を使うときには、その方法を実践することで得られるベネフィット（購入者が得る恩恵・利益）を盛り込むのがセオリーです。
１０、ベネフィットを伝える
消費者の関心は、商品の機能ではなく、それを所有（利用）することで自分がどんな利益や価値を受け取られるかに向いています。
１１、常識から外れたことを書く
人は常識から外れたことを言われると「えっ？」と思い、続いて「どうして？」とその理由が知りたくなるものです。
１２、ターゲットの声を代弁する
思ってはいるけど、なかなか口には出せない、あるいは、本人でさえまだ気づいていない -- そんな気持ちが代弁できたときに、大きな共感が生まれます。
１３、ユーモアを交える
クスっと笑ってしまうことが書かれていると、気持ちが和み、警戒心が薄まります。笑うと記憶にも残りやすくなります。
１４、比較や対比を使う
比較や対比をキャッチコピーに用いることによって、メッセージが強調されて、読む人に刺さりやすくなります。リズムも生まれるため、記憶にも残りやすくなります。
１５、比喩や擬人化を使う
比喩や擬人化は、読む人の共感を誘うことができますが、比喩や擬人化にあまり凝りすぎてしまうと、かえって意味が伝わりにくくなる危険性もあります。
１６、意外性を語る
「意外性を語る」型の場合、商品にオリジナリティや革新性、新規性などがあれば、より大きな相乗効果が見込めます。
１７、あえて遠回しに言う
読む人にジワ～っとメッセージを浸透させたいときに有効です。書き手と読み手の双方に、センスと知性とユーモアが必要です。
１８、強い言葉を使う
「強い言葉」を使うことでメッセージの内容に共感してもらえなければ意味がありません。「傲慢」あるいは「勘違い」と思われたら逆効果です。
１９、第三者のお墨付きを伝える
その第三者が社会的に大きな信用を獲得しているほど信ぴょう性や信頼が高まります。
２０、本気さを問う
ターゲットに覚悟を決めさせるための、やや荒療治的なアプローチです。
２１、希少性をアピールする
「このチャンスを逃したら手に入らないかもしれない」という気持ちが、購買意欲に火をつけるのです。
２２、お得さをアピールする
価格、内容、特典など、どういう形でお得さをアピールするのがベストか、よく検討しましょう。
２３、「初」や「新」で訴求する
「初」や「新」を使ったキャッチコピーには、読む人の好奇心をかき立てる力があります。ニュース速報のようなイメージで作成してみましょう。
２４、「～しない」を強調する
人には面倒なこと、頑張りたくないこと、できればしたくないことなどがあります。そうした怠け心にアプローチする型です。
２５、お役立ち情報を提供する
読む人が、《お役立ち情報を知る→「なるほど」と納得する→商品に興味を持つ》と進む青写真を、あらかじめ描いておく必要があります。
２６、切実さを語る
ターゲットが抱えている切実な悩みや不安、あるいは願望をそのまま言葉にすると、メッセージが刺さりやすくなります。
２７、時流に乗る
話題のイベントや流行など、時流に乗ったキャッチコピーは、うまく使えば大きなプロモーション効果を発揮します。季節ネタも定番です。
２８、実績を語る
押しも押されぬ実績がある場合は、その言葉をキャッチコピーで表現してもいいでしょう。
２９、正直に話す
「相手にとって都合が悪いこと+でも（逆説）」の型を使えば魅力を際立たせることもできます。
３０、命令する
命令の形を使って、ターゲットの好奇心を上手くくすぐってあげると、反発したい気持ちを抑えながら、「なぜ、そんな命令をするの?」と興味を持つ人が少なくありません。
３１、物語を語る
たったワンフレーズでも、情景が浮かぶ物語を紡ぐことはできます。
３２、意外な言葉を組み合わせる
言葉としてはおかしくても、意味が伝わればOK。
３３、じらす・伏せる
じらされたり、伏せられた利すると、その正体（結果）を知りたくなるのです。別名、チラ見せ型。
３４、縮める
言葉を縮めることで記憶に残りやすく、口コミされやすくなります。内容が一発でイメージ出来て、読む人にズキューンと響く言葉が理想です。
